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manualz letterINTERVIEW.37

時代に即した手法を駆使し、
時代に求められるお寺を目指す

CLIENT

日蓮宗 石光山 見法寺
第44世住職

小林正尚 様

見法寺様インタビュー

身延山久遠寺を総本山とする日蓮宗の寺院。鎌倉時代、当寺のある日野村に宗祖日蓮大聖人が三日三晩とどまり、法華経を教化して巡ったことがルーツの寺院で、700年以上の歴史を誇る。2020年には、「お墓に悩む全ての人を救いたい」との想いから、当代の住職が複合型永代供養墓「玄題廟(げんだいびょう)」を建立。幅広い年代にアプローチするため、SNSを活用して積極的な情報発信を行うなど、寺院や仏教への興味関心を高めるための活動にも取り組んでいる。

INFORMATION


〒408-0026 山梨県北杜市長坂町日野531
【TEL】0551-32-3752

https://www.kenpo-ji.com/

お墓の悩みを解決し、後世に負担を残さない画期的な永代供養墓を構想

特徴的な永代供養墓を有する寺院と伺っています。まずはその詳細についてお聞かせいただけますでしょうか。

当寺の複合型永代供養墓「玄題廟」は、歴代住職とその家族である寺族、遺骨、墓石の複合型永代供養を目的に建立いたしました。国内でも特に過疎化が進む地方では、お一人で何基もの墓守をされているケースや、点在するお墓の管理に苦労されているケースも少なくないです。また、私たち寺族も例外ではありませんが、親族に墓守となる後継者がいない場合、最終的にお墓はどうなってしまうのか不安を抱いている方も多くいらっしゃることでしょう。仏教は人々の不安を解消するための教えなので、寺院とは切っても切り離せないお墓の悩みを解決することで、数ある住職としての責務をひとつ果たせるのではないかと考えています。

見法寺様インタビュー
玄題廟の建立は一大決心だったかと思いますが、構想のきっかけは何でしたか?

実は、副住職時代からお墓の管理についてご相談を受けることが多々ありました。当寺のある北杜市も例に漏れず高齢化が進んでいる地域であるため、私にできることであればお手伝いしたい気持ちは山々ですが、後継者である未来の住職の負担を考えると、そう簡単にはお引き受けできませんでした。そこでこれらの課題を加味し、解決策として見出したのが複合型永代供養墓です。とはいえ、最初はイメージを具現化する方法がわからないばかりか、資金調達の目途も立たず八方塞がりの状況でした。参考として関東甲信越にある200か所の永代供養墓を見て回りましたが、結果的に希望の条件を満たすモデルがひとつもなかったことは苦い思い出です。

様々な困難を乗り越え、建立まで至ったのですね。理想とするイメージを具現化できた今、ほかに住職としてご自身の代で実現したいことはありますか?

幸いにも銀行から融資を受けられ、檀家様や寺族に支えていただきながら、やっとの思いで構想を実現できましたので、ご協力いただいた皆様には大変感謝しております。おかげさまで、当代では埋まる心配がない規模の永代供養墓を境内に建立できました。現在は玄題廟のPRはもちろん、より多くの方に当寺を知っていただき、また足を運んでいただけるよう、YouTubeやTikTokで情報発信を行っています。

見法寺様インタビュー

「本来、お寺は最先端の場所」 アナログなイメージを払拭して住職の使命を全うする

世間一般のお寺に対するイメージを考えると、SNSを活用した情報発信は先進的な動きかと思います。どのような想いで活動を始められたのでしょうか?

2020年4月、初めて緊急事態宣言が発令された際に、「何かお手伝いできることはありませんか?」と2人の青年が当寺を訪ねてきました。そこで彼らに玄題廟のPR映像の制作を依頼したことから始まったYouTubeですが、活動が加速したきっかけはコロナ禍です。同時期には、参拝者様や檀家様とのコミュニケーションの場、また人前でお話しさせていただく機会が激減していたため、私も現状を危惧していました。そこで私たちはチームを組み、現代における主流のマーケティング手法であるSNSを活用し、コロナ禍の影響による不安を取り除くための情報発信を始めました。ありがたいことに、現在では後から始めたTikTokのフォロワー数がYouTubeを上回るなど、活動の成果も順調です。

現代で住職としての責務を果たすためには、SNSが最善の手段だったのですね。各SNSでは、どのようなテーマで情報発信をされていますか?

従来のお寺にはどうしてもアナログなイメージがつきまとうかもしれませんが、江戸時代までお寺は常に学問や文化の最先端を象徴する場所でした。インターネットが普及した現代では、不特定多数に情報を伝達する最適な手段がたまたまSNSであっただけで、お寺や住職も時代に合わせて柔軟に変化していくことが、檀信徒様の幸せにつながる行為であると考えています。各SNSにおける配信内容については、いずれも仏教やお寺をテーマとした内容を取り扱っていますが、YouTubeではシルバー層、TikTokでは若年層に向けた企画がメインです。今後もお寺をより身近に感じていただけるような配信内容を心掛けてまいりますので、お時間のある時にぜひ一度ご覧ください。
【YouTube】https://www.youtube.com/channel/UCZa2dsVmpI_TzKOH2iLjpUg
【TikTok】https://www.tiktok.com/@kenpouji_kobayashiseisho?lang=ja-JP

見法寺様インタビュー
今後もより多くの方に貴院を知ってもらい、また訪れていただくために、どのようなお寺を目指していきたいですか?

情報発信を始めてからというもの、SNSをきっかけに当寺を訪ねていただく参拝者様も増えており、嬉しい限りです。私が留守の際にも、当寺が誇る四季折々の豊かな景観に心を癒していただけるよう、常に落ち着ける清潔な空間をご用意して皆様をお待ちしております。また、今後も当寺の第44世住職として、時代に求められるようなお寺の維持・発展に努めていきたいです。

マニュアルズへひと言

日蓮宗 石光山 見法寺 第44世住職 小林正尚様

自分のセンスだけに頼りたくなかったことが、ホームページ制作を委託しようと思ったそもそもの理由です。ひとつのブレインだけでは成果物の質を高めることは困難であるため、互いに指摘し合える相手に依頼するのがベストだと考えていました。また、ホームページは第一印象を左右する重要な役割を担いますので、県内で寺院のホームページ制作実績を持つマニュアルズさんにお願いしたことは自然な流れだったかもしれません。当初の予想通り、従来の単調な寺院のホームページとは違い、住職の顔や名前が記載され、また写真や動画も組み込まれたスタイリッシュなものに仕上がり評判も上々。ビジネスとは互いにお金を上手く回し合うことで健全な経済となりますが、実は経済という言葉は仏教用語です。勝手ながら、私にとってマニュアルズさんは互いに成長し合うためには不可欠なパートナーと思っております。

日蓮宗 石光山 見法寺 第44世住職 小林正尚様
ありがとうございました!