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manualz letterINTERVIEW.45


富士北麓で
最高の「自分時間」を。
楽しく、安心・安全な
宿泊施設を運営。

CLIENT

有限会社 遠山
代表取締役 社長

遠山雅俊 様

有限会社遠山インタビュー

山梨県郡内地域特産の「郡内織物」の生産・販売を手がけた「遠山織物」を前身とし、現在は、不動産業、コインランドリーの運営、宿泊業を主な事業としている。宿泊業では、戸建て物件を宿泊施設として提供する「住居型ゲストハウス」を運営。富士河口湖町内に「ORIYA Mt.Fuji」(単独経営)「Mt.Fuji Resort Club」(他2社との共同経営)の2つの施設を展開している。

INFORMATION

〒402-0035 山梨県都留市夏狩1840
【TEL】TEL:0554-43-2286 FAX:0554-43-1221

https://oriya-mt-fuji.com

変化を恐れず、時代を読む。織物業から宿泊業まで。家族で歴史を繋ぎ進化を続ける。

Q.(有)遠山様は、時代に沿って柔軟に変化する会社と伺っていますが、今はどんな事業を展開されていますか?

(有)遠山のルーツは、私の祖父がはじめた織物業にあります。私たちの会社がある都留市は山梨県の「郡内地域」というエリアに含まれていて、この地域は昔から織物業が盛んな地域です。祖父は、「遠山織物」という屋号で個人事業主として織物業をはじめました。ホテルや旅館で使われる座布団の生地などを作り、販売するということをメインの事業としていました。しかし、時代の変化とともに、織物業へのニーズが少しずつ減ってきてしまいました。そこで、私の父(現在の会長)の代からは不動産業も手がけるようになりました。アパートやマンションの賃貸業を始め、父の代に法人化して(有)遠山が設立されました。賃貸業のほかにも、コインランドリーの運営もスタートさせ、現在、静岡と山梨で4店舗を展開しています。そして、僕が始めたのが宿泊業です。時代によって事業内容もプラスされています。ただ、祖父が始めた織物業も完全に無くなったわけではありません。新たに製品を作るということはしていないのですが、在庫があるものについては、注文が入れば販売するという形で継続しています。今は、会長の父と、経理担当の母、そして私が社長という形で事業を進めています。

Q. ご家族で息の合った経営をなさっているように感じますが、遠山さんが家業を継ごうと思ったきっかけは何かあったのでしょうか?

実は、父からは「会社は気にせずに、やりたい仕事を探して、どこかに就職すればいい」と言われていました。織物業だけでは先が見えない状態だったので、他に就職した方が良いと思ってそう言ってくれたのだと思います。その言葉通り、私は作業療法士の資格をとって病院に就職しました。数年前まで病院で働いていて、そのまま仕事を続けるつもりだったのですが、父と母が同じくらいの時期に病気をして入院してしまって。その時に、私がこの会社を守らなくてはいけないのでは、と思ったのです。しばらくは病院の仕事と並行しながら会社を手伝って事業について勉強して、30歳手前で遠山に入ることになりました。幸い、父と母の病気も回復し、今は元気に働いています。父はイケイケなタイプで、母は超堅実派。「いけいけ!何でもやっちゃえ!」という父と、「よく考えてから行動して!」という母の間で、私がバランスをとりながら仕事をしていますね。

宿泊だけじゃない。滞在そのものに価値を感じる「住宅型ゲストハウス」を。

Q. 個性的なコンセプトを打ち出した宿泊施設事業について、詳しくご紹介いただけますか?

宿泊事業では「ORIYA Mt.Fuji」と「Mt.Fuji Resort Club」の2つの施設を運営しています。「ORIYA Mt.Fuji」は弊社が単独で運営していますが、「Mt.Fuji Resort Club」は他社と共同経営しています。いずれも戸建ての物件をそのまま宿泊施設としてご利用いただく「住居型ゲストハウス」で、定員は10名です。グループで旅行に行くと、ホテルなどの場合、どうしても部屋が分かれてしまいますよね。「ORIYA Mt.Fuji」「Mt.Fuji Resort Club」でしたら、部屋を分けることなく、自分たちだけの空間で心置きなく滞在を楽しんでいただけます。どちらにも、キッチン、お風呂、ベッドルーム、リビング、そして、洗濯機や電子レンジなどの家電も揃えてあります。ワーケーションや、海外からのお客様の中長期滞在でも快適に過ごしていただけると思います。「ORIYA Mt.Fuji」は弊社の単独運営のため、ルーツとなっている「織物」を生かした施設にしました。和のテイストをベースに、クッションカバーやテーブルクロス、暖簾に自社製品を使っています。繊細で上品な郡内地域の織物の魅力を味わっていただけると思います。「Mt.Fuji Resort Club」は「非日常」をコンセプトに、「和モダン」「リゾート」などをイメージした内装にしています。こちらは弊社と他2社で共同経営しています。

Q.コンセプトの設定をとても大切にされているようですが、なぜ1棟1棟にテーマを持たせているのでしょうか?

最近、河口湖エリアにはリッチなキャンプ「グランピング」を楽しめる施設や、私達が運営しているような「住居型ゲストハウス」が本当にたくさんできています。他の施設と差別化するためにも、ただ泊まるだけではなく「宿泊・滞在+α」が必要だと思ったからです。それと、父の代から賃貸業を始めたのですが、賃貸は借り手が決まればその後は管理会社が管理を引き受けてくださるので、私たちの仕事はほとんど無いんです。それに比べて宿泊は、お客様のニーズや社会情勢を見ながら、常に施設をブラッシュアップしていく必要があります。仕事は多いのですが、その分愛着が湧くというか、「どうしたらお客様に快適に過ごしていただけるだろう。楽しんでもらえるだろう。」と考えることが楽しいということもありますね。

有限会社遠山インタビュー
Q. 最近「ORIYA Mt.Fuji 」、「Mt.Fuji Resort Club」ともに新しい施設をオープンされたようですね。

2023年2月に、鳴沢村に「ORIYA Mt.Fuji」の新施設がオープンしました。平屋の建物で「ユニバーサルデザイン」を取り入れ、どんな方でも快適に過ごしていただける施設を目指しました。介護ベッドや、肘掛けのついた椅子、ベビーベッドやオムツ用のゴミ箱などを備えており、すべての人が安心して滞在できる空間をご提供できればと思っています。この新施設オープンで、「ORIYA Mt.Fuji」は河口湖に3棟、鳴沢村に1棟の計4棟となりました。

有限会社遠山インタビュー

また、2023年3月には「Mt.Fuji Resort Club」の新施設2棟もオープンしました。両施設ともシアタールームを完備しており、大きなスクリーンで映画やドラマなどを楽しんでいただけます。 これで、「Mt.Fuji Resort Club」は8棟となりました。今年中にあと4棟のオープンを予定しています。

有限会社遠山インタビュー
Q.河口湖エリアは国内はもちろん、海外からの注目度も高いエリアだと思いますが、この地域の魅力はどのようなところですか?

やはり自然の豊かさですね。まず、世界遺産の富士山がすぐ近くにある。そして富士五湖もあるし、風穴・氷穴という自然が生み出す神秘的な世界も広がっている。私達の施設を拠点にして、河口湖エリアにゆっくり滞在していただいて、この自然を存分に味わっていただきたいです。また、ビジネスの面から見ても、河口湖エリアというのは良い意味で非常に刺激的な地域です。世界中の投資家や大企業が注目しているエリアなので、そこで事業展開をしていくということにやりがいも感じています。弊社は、織物業、不動産業、宿泊業と幅広く事業を行っていますが、今後はそれぞれに磨きをかけて、さらに伸ばしていけたらなと思っています。

マニュアルズへひと言

有限会社遠山 遠山様

「ORIYA Mt.Fuji」がオープンする時に、看板となるホームページが絶対に必要だと思い、立地や土地柄についてよく理解している山梨県内の制作会社にお願いしようと動き始めました。そのなかでマニュアルズさんに出会い、じっくりと事業内容などについてご相談させていただきました。話を進めていくと、マニュアルズさんが企画・運営されている、河口湖のレンタル着物サービス「キモノキブン」とコラボしたら面白そうですね!というご提案や、お客様への施設の見せ方についても様々なアドバイスをいただきました。私は、不動産、宿泊事業でもパートナー企業とお仕事をさせていただいていますが、「+α」の提案をしてくださる会社は絶対に信頼できるし、そういう方々と一緒に仕事をしたいという思いがあったので、ホームページはマニュアルズさんにお願いしようと決めました。「キモノキブン」とのコラボはコロナ禍などの影響もあり実現できていませんが、状況が整えば、是非ご提案通り宿泊していただいたお客様に着物も楽しんでいただけるようなプランを作りたいと思っています。引き続きよろしくお願いいたします。

有限会社遠山 遠山様
ありがとうございました!