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日蓮宗 定林寺 様 インタビュー - manualズ|山梨県甲府市のホームページ制作会社|Webサイト制作・デザイン・マーケティング | manualズ|山梨県甲府市のホームページ制作会社|Webサイト制作・デザイン・マーケティング

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manualz letterINTERVIEW.15

県内外に広がる
「子授け石」の評判と
華やかさを継続する
「二子鬼子母神祭」
お寺に、人が訪れたくなる要素を

CLIENT

日蓮宗 定林寺 住職

川久保光隆 様

日蓮宗 定林寺 様 インタビュー

笛吹市にあるお寺。日蓮聖人により開眼されたとされる「二子鬼子母神」と「延命地蔵菩薩」が安置され、安産、子授けで広く有名。とくに、安産祈願のお守りと「子授け霊木」への信仰心は厚く、県内外から人が訪れている。10月の連休に催される二子鬼子母神祭の稚児行列も見もの。住職の川久保光隆氏は「もっと多くの方にお寺を訪れてほしい」と発信を続ける。広々とした庭園に佇む朱色の五重塔も印象的。

INFORMATION

〒406-0822 山梨県笛吹市八代町南747
【TEL】055-265-3705

http://www.jorinji.org

安産、子授け、女人斎度の「二子鬼子母神」という女性の神様をお祀りするお寺

日蓮宗 定林寺 様 インタビュー
定林寺様はどういったお寺でしょうか?

鎌倉時代に日蓮聖人が身延山で晩年を過ごされた時代、布教のため甲斐の国を巡られ、お弟子さんとこの辺りに立ち寄られました。その晩、鬼火(火の玉)が3つ見えたそうです。当時火の玉というのは、成仏できない人の魂と言われておりましたので、翌朝、村人に仔細を尋ねると、源平富士川の合戦の後、戦に敗れてこの地に逃げ暮れ絶命した平家の「白菊御前」というお姫様とそのお腹にいた二子の迷える魂であるという話でした。日蓮聖人は安産の札を供え、お弟子さんとともに法華経を読んで霊を鎮めました。その夜、日蓮聖人の夢枕にこの鎮めた霊が現れ、「おかげさまで成仏することができました。以後、私はこの地にとどまって女性とこどもを守る神になろうと思います」と告げられたそうです。その言葉におおいに喜ばれた日蓮聖人は、その霊に“二子鬼子母神”という名を授けられました。この話に感激した、郷士・早内左衛門は自ら聖人の弟子となって「慧光坊日林」の名を授かり、自らの屋敷を寺にしました。それがこのお寺「慧光山定林寺」の始まりです。現在も安産、子授け、女人斎度の寺として多くの方がお参りにいらしています。

日蓮宗 定林寺 様 インタビュー
境内の建築が素敵ですね。お寺の見どころを教えてください

五重塔や、かやの大木、日本庭園など見どころはたくさんあると思います。とくに初夏はいい季節です。ツツジが咲くと綺麗ですよ。境内の50〜60くらいのツツジが一斉に咲きます。お弁当を持参して、庭を見にくる方も多いです。
「このお寺は心が落ち着く」と感じてもらえたら嬉しいです。

日蓮宗 定林寺 様 インタビュー
普段はどのような方がどんなお参りのされ方をされているお寺ですか?

安産、子授けのお寺として名が広まり、県外からも安産のお守りや子授け石を求めに参詣される方がたくさんいらっしゃいます。「子授け霊木」という木があるのですが、その中にある石を持っていくと子どもを授かるという云われがあり、カップルの姿を多く見かけます。戦前、二子鬼子母神祭には甲府や石和から臨時バスが出ていました。それほど、安産、子授けの寺として有名だったということでしょうね。今風に言うとパワースポットのようになっていたのだと思います。

日蓮宗 定林寺 様 インタビュー
地域の方にとってはどんなお寺でしょう?

地元の方には「二子塚さん」と呼ばれています。10月に行う二子鬼子母神祭は、50人ほどの稚児が参加し、大変な賑わいを見せます。選ばれた地元の小学生6人が舞を舞い、稚児行列には県内外各地からたくさんの子どもに参加していただいています。昔は稚児行列の稚児になることは「一族の誇り」と言われていたんですよ。今でも稚児になればご利益は一族郎党全てに及ぶと言われています。オリジナルの稚児衣装を身に着けて、瓔珞(ようらく)という冠を付け、神妙な顔をして歩いている子どもの姿はとても可愛いです。昼と夜の二度、稚児行列はあるのですが、1500本のろうそくが並ぶ中を稚児が歩く前夜祭はとても幻想的です。

日蓮宗 定林寺 様 インタビュー
二子鬼子母神祭を含め、年中行事がとても特徴的ですね。力を入れていらっしゃるのでしょうか?

祭りの本質は祈りと感謝です。神仏に対する祈りと感謝が基本にあるからこそ祭りは人びとの心を動かし、伝承させようとする意欲につながっているのだと思います。しかし、イベントとしてのお祭りは、毎年手を加えないとすぐに衰退してしまいます。毎年企画を考え、エンターテイメント性も盛り込み、さらに告知努力もしないといけません。祭りの開催にはお金と手間がかかるんです。昔は娯楽が少なかったため、祭りも盛り上がったのですが、今はいろいろありますものね。だから、皆さんが魅力を感じて、行ってみたいと思ってもらえるような祭りにするように努力しなければいけないのです。

日蓮宗 定林寺 様 インタビュー
今後お寺としてどのようなことを発信していかれたいですか?

お寺は葬儀や法事だけの場ではありません。生きている方に来てみたいと思ってもらえる場でなければいけません。お寺に来ることによって、心が落ち着き、安らぎと癒しを感じ、時には楽しみや勇気を得られる、そういう場でなければお寺というのは存在価値がないと思います。だからホームページを作りました。検索して見てもらい、「このお寺ちょっと面白そうだから行ってみよう」でもいいので、まずは興味を持ってもらえるように、この寺をまだ知らない方に向けて発信し続けていきたいと思っています。

マニュアルズへひと言

定林寺 ご住職 川久保 様

ホームページは大変評判が良いです。とてもおしゃれな雰囲気に仕上げていただき、わたし自身もとても気に入っています。センスがあるし、エンターテイメント性もある。制作過程は「至れり尽せり」でした。丁寧かつ自分では絶対できないクオリティーに仕上げていただき、感謝しています。お寺としては、「ちょっとおしゃれすぎるのでは?」という意見もありますけれどね(笑)。このホームページを見て訪れてくれる方が一人でも増えてくれたらありがたいと思っています。

定林寺 ご住職 川久保 様
ありがとうございました!